ARTS , DESIGN & CRAFTS
京都を世界のクリエイティブの中心にする為に。
現在の日本のデザインやアートそして工芸の情況は、80年代、日本発のファションが世界を席巻し、90年代以降の日本のデザイナーが世界における地位を確立したように、世界のデザイン界に、一定の評価を獲得して来た。
しかし、2000年代に入って大量に安い中国製の商品が市場に流入し、日本の戦後の産業界の中産階級に向けての、品質の良い、大量生産品を世界に供給して行くというコンセプトだけでは立ち行かなくなって来た。
一方、伝統的な商品や工芸品は世界的に苦境に追いやられ、新しい対応が求められている。今こそ、日本の文化的資産を活用し、世界に発信する、現代社会に合う産業構造に転化して行く事が求められているのではないか？
主 旨
「利休好み」という言葉がある様に、かつて日本では特定の人の趣味嗜好を評価する文化があった。その後、現代社会ではしばらく東京を中心に日本文化が考えられてきたが、ここに来て「京都のテイスト」「京都らしさ」「京都好み」といったものが、食や工芸や文化を中心に、世界中で再評価されている。
そして、産業や時代の新しい進化を取り入れながら、古くからの伝統的な技法や意匠を発展させて行く事が求められている。特に手の温もりの感触を残したCraftと現代アートの感覚の融合が希求されている。Kyoto Tasteを持った、Contemporary Arts and Crafts。
現代の芸術と工芸の融合がこれからの日本のデザイン界を牽引する動き、情況を作る事が大切に なってきた様に思われる。その思想の元に、新しい文化産業が生まれる状況を創設する事。その主旨の基に、Contemporary Arts and Crafts Movement 、現代のアートと工芸を包む生活文化運動を、Re Creation（-再創造する事）し始める時代の要求がおきている様に思われる。
情況の創造
壱
日本文化の核心を常に探究する事により、新しいインスピレイションを得る動きを作る。
粋文化、日本文化探究運動。
弐
ウイリアム・モリス達が始めた19世紀のArts & Crafts運動と柳宗悦らの民藝運動の研究による思想の深化をはかる情況をつくる。 Contemporary Arts & Crafts Movement 推進母体を作る.
参
R-project等による建築再生により、古い建物の再利用による新しい動きをつくる。京都建築再生再利用を推進する。
四
海外の同様な動きと連動して、世界的な繋がりを持った運動にする。 Portland, Berlin, Stockholm,等の創造都市との連携。
五
京都らしさ、京都好み、Kyoto Tasteをきちんと発信する為の拠点と組織を作る。
六
新しい情報の広め方、Social Network の活用により、新しいバイブレーションを作り上 げる為の運動体の様な組織を作る。
七
定期的なイベント、展示会を企画する組織を横の連携により作り上げる。これらの目的を持った、多様な組織の集合体が状況を作る。現存する組織の連帯、連携、再生、そして必要に応じて新しく作る。
お知らせ
ARTS, DESIGN AND CRAFTSのウェブサイトが完成しました。
団体について
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